山崎クリニックの経鼻胃内視鏡（胃カメラ）について

経鼻胃内視鏡とは？

鼻から極細径のスコープを入れて行なう胃カメラ検査のことです。胃カメラの最中に「オエッ」となることがありますが、これは舌の付け根の舌根という部分にスコープが触れることでおこる咽頭反射が原因です。経鼻胃内視鏡では鼻から挿入したスコープは鼻腔を通って食道に入っていきます。
スコープが舌根に触れることがないので咽頭反射はほとんどありません。そのため吐き気をほとんど感じることなく検査を受けられます。

当院の胃カメラは極細タイプです。
今までの胃カメラの約半分の太さなので以前より楽に検査を受けられます。

経鼻胃内視鏡検査の特徴

検査前に鼻腔の麻酔を行ないますので、鼻の痛みはほとんどありません。
スコープが舌根部を圧迫しないので、のどを通過する時の「オエッ」となる反射が非常に少なく楽に検査が受けられます。
検査中に会話ができますのでモニターを見ながら質問ができるなど安全で納得のいく検査が可能です。

経鼻胃内視鏡検査の流れ

事前に危険を回避

薬のアレルギーの有無、鼻の調子、鼻血が出やすいか、血が止まりにくい体質か、など危険を回避するための事前の問診を行います。

前処置も痛くないので安心

胃の中を綺麗にするために、消泡剤を飲みます。
出血をしにくくし、鼻の通りをするための局所血管収縮剤を鼻腔にスプレーします。
鼻腔に麻酔薬を注入し、局所麻酔をします。
鼻の穴の痛みを抑え、内視鏡を通りやすくするために、麻酔薬を塗ったやわらかいチューブを鼻腔に挿入して、局所麻酔を行います。

ほとんど痛みはありません

ゆっくりと鼻へ内視鏡を挿入します。麻酔が効いているため、ほとんど痛みを感じることはありません。食道、胃、十二指腸の順にゆっくりと中を見ていきます。ご自身でもその様子を確かめることができ、検査中でも先生と会話することができます。

すぐに帰宅できます

眠くなる麻酔を行わないためすぐに帰宅できます。検査終了後から約30～60分程で飲食も可能です。車も運転して頂いて大丈夫です。